ほげほげー

C#メインにプログラミング周りから日常のあれこれとかを不定期に書いていきます。

iPhone XS Max レビュー

iPhone XS Max を早速購入して色々と思うところがあったので簡単にレビューしてみようと思う。

過去の使用端末

比較対象ありきのレビューなので直近でSIMを挿して使用していた端末の一覧を挙げる。*1

iOS

iPhone 6s Plus(XS Max を購入したことでお役御免)

Android

HUAWEI Mate 9 HUAWEI Mate 10 Pro

レビュー

Face ID

良かった点

赤外線で見ているので真っ暗な環境下でも認識する。

悪かった点

寝起きの顔だと高確率で弾かれる。

顎が少しでも隠れていると高確率で弾かれる。

ジップロックに入れると認識しない。
つまりお風呂で操作するにはパスコードを入力しないといけない。*2

何故 Android の様に背面側に指紋認証を併設しなかったのか。

ディスプレイに指紋認証を埋め込むなんてのも既に存在している。

phablet.jp

ディスプレイ

良かった点

特に無し。有機ELになんの魅力も感じないので。

悪かった点

正面から見た時の画面の色が黄色い。

True Tone のせいかと思ったけど関係なかった。

背景が白い漫画や小説を読む時に正面とその上下で色が違うのがはっきり分かる程度には色が違う。
傾けて斜めから観るといつもの iPhone のような青みが若干強い白色が見える。

これは店頭の実機をいくらか見て回ったが全てそうだったので恐らく仕様と思われる。*3

Apple サポートセンターに電話して聞いた所、恐らくコーティング剤によるものなんじゃないかという回答。
1ヶ月ほど様子を見てなお黄色いようなら再度問い合わせしてくれと言われたので様子を見ることに。

実際にTwitterで検索しても黄色いと言っている人が居ないので色に関して過敏過ぎるのだろうか。

カメラ

良かった点

望遠カメラと広角カメラが分かれていて、2倍なら劣化なく撮影できる。

ポートレートモードでの写真が綺麗。

悪かった点

食事を撮るという一点においてポートレートモードの使い勝手がいまいち。

手持ちの端末との比較

iPhone 6s Plus と比較すると大幅な進歩は感じた。

しかし、Mate 9 や Mate 10 と比較するとどうだろうか。

ポートレートモードの使い勝手がイマイチで、食事をポートレートモードで撮るのは大変難しい。
ポートレートモード自体、被写体から 30cm ~ 2.5m の範囲で使わないといけないという制約があるが、
実際には 40cm 以上離れないと「離れてください」と通知が表示される。

食事の場でその条件を満たそうとすると椅子を引くか椅子から降りて撮るしかない。

それだけ離れたとしても、ポートレートモード時は強制的に望遠カメラ側での撮影となるのでそれでもそれなりに大きくは撮れるのだが、 猫程度のサイズ感ならまだしも、食事サイズではちょっと厳しい。

背景をぼかして撮影するだけで下手でも写真のクオリティが上がったように見えるので積極的に使いたいのだけれど。

一方、Mate 9, 10 ではそんな制約は特に無く、ワイドアパーチャモードでは 5cm 程度の距離でもそれなりの精度で撮影できる。

それなりの精度と表現したのにはわけがあって、iPhone の背景ぼかし処理は深度センサーを元にした深度情報を使用しているのに対し、
Mate 9, 10 のそれは恐らく画像からデジタルに計算処理してぼかしていると思われるため。

その結果、どう頑張っても思うように撮れない場面が出て来ることもあるので、この辺りは一長一短。

ただ、日本人は食事を撮影する事が多いので、そこに対応出来ていないのはちょっと残念だなぁという感じ。

Mate 10 Pro に関しては P20 Pro で搭載されていた夜間撮影モードがアップデートでいつの間にか追加されていたので写真撮るなら Mate 10 Pro かなぁ。

Mate 9 に夜間撮影手ぶれ補正は搭載されていないので注意。

iPhoneポートレートモードについてはこの辺が自分の感じた事を表現してくれていると思う。

【注意】ポートレートモード目当てにiPhoneは絶対買うな! | Apple信者1億人創出計画

また、比較対象として挙げている Mate 10 はこの辺りの記事が参考になりそう。

[レビュー]Mate 10 Proの「ライカ」カメラは本物か? プロカメラマンが試す実力 | Business Insider Japan

デュアルカメラ搭載ハイエンドスマホ Huawei Mate 10 PRO レビュー 実写編 | とるなら~写真道楽道中記~

一応手元の端末でジョナサンの食事を撮った比較の図。*4

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左:Mate 10 Pro で撮影した写真。右:iPhone XS Max で撮影した写真。

余談

目で見たままを撮影できる事を良しとする文化もまぁわからなくも無いのだけれど、
写真はキレイに見えることも重要だと思っている人なので、iPhone の写真が目で見た状態に近いから凄い、というのは同意しかねます。

現に写真家の撮影した写真の多くは肉眼で見える映像とは異なる色調になっています。

素人でもそれに近いもの(普通に何も考えずに撮影するよりは、というレベルですが)が撮れる、
という事が、スマホのカメラでは大きなアドバンテージになるんじゃないでしょうか。

まぁデジタル一眼とか使うと、たとえ安物でもスマホで撮るよりもきれいなものが簡単に撮れますが、
カメラ単体と比較するのは流石にカテゴリ違いなので置いておきましょう。

ゲーム

良かった点

圧倒的パフォーマンス。

悪かった点

6s Plus から移行して「バックグラウンドに行っても長期間残っていてくれる」事に期待していたのだけど、
実際は 6s Plus と大差無い速さでアプリキルされてスプラッシュスクリーンから再開になる点。

手持ち端末との比較

Android と差別化出来てる点として最大のポイントと言えるくらいには劇的にハイパフォーマンス。

というかここ以外差別化出来てる点無いんじゃないかな。

バックグラウンドにアプリをやるとすぐキルされてしまうのは、メモリ自体は十分な余裕があるはずなので、
恐らく iOS11 で何らかのバグが埋め込まれてそのまま放置されていると思うのだけど、対応する未来はあるのだろうか…。

パフォーマンス周りはこの1点においてだけは Android に遅れを取っていると思う。

が、それを補ってあまりある処理速度なので良し。

ホームボタン

良かった点

タスクの切り替えが画面下部を左右にフリックするだけでできるのは楽。

悪かった点

iPhone X のセーフエリアに非対応の端末だと操作しにくい。

画面を下げて画面上部を触りやすくする簡易アクセス機能を呼び出すためのジェスチャがいまいち。

手持ち端末との比較

特に無し。

Apple Pay

良い。Androidおサイフケータイ対応してるやつでも良いので差別化出来ている点では無いのだけど、
ようやくガラケーに追いついた。長かった。

EX-ICカードを紛失して久しいけれど、Suica アプリを経由すればカード無しで行けるように出来たので助かった。

expy.jp

バッテリー

手持ち端末との比較

劣化が進んだ iPhone 6s Plus よりは圧倒的に持ちますね。

ですが、思ったよりも持たないなーという印象を受けました。

Mate 9, 10 のバッテリー容量が大きいのもありますが、体感で相当バッテリーの持続時間に差がありそう。

全個体電池はよといった面持ち。

newswitch.jp

総評

ゲーム専用機としてはとても優秀なんじゃないでしょうか。

その他の点に関しては Android に遅れを取り始めてるなーという所感です。

このままゲーム専用機として頑張っていくか、Android に無い斬新な機能を取り入れるか、どうなって行くんでしょうね。

*1:SIMは3枚使用中

*2:防水機能には湯気への耐性は含まれていないので風呂場で使っても大丈夫って言ってる記事を書いてるサイトは個人的にはやばいサイト認定してる

*3:新宿ヨドバシ、ヤマダの各キャリアホットモックAppleブースで確認

*4:こうして観るとどっちもどっちですね。中間くらいのバランスで頼む。