タテ型洗濯機からドラム式洗濯乾燥機に変えたお話
どうもご無沙汰してます。
久しぶりな割に技術要素皆無ですみません。
今は貝殻本を買って読んでる最中です。
それはさておき、今回は洗濯機をドラム式にするにあたって落とし穴に嵌りまくったので同じ目に遭う人が一人でも減る事を願って記事化します。
購入を決めた背景
- 今の洗濯機がもう10年選手になっていた
- 花粉症がひどくなってきたから外に服を干したくない
- 日当たりが悪いマンションなので乾きが悪い
- なんかこれから忙しくなりそうなので楽したい
購入までの流れ
何も下調べせずに調べずに家電量販店へ
調べるのが面倒くさい時はとりあえず店員さんと話すに限る。
予算は20万円。これ以上は無理。
聞いたこと、思ったこと
- タテ型と比較すると高さがあるので高さを確認する
- 横幅もあるので搬入経路を確認する
- 排水口の位置に気をつける
- 場合によってはかさ上げする必要がある
- 高さが足りない場合は壁ピタ水栓というものに付け替えれば設置できる
- 大家の許可が必要なので事前に許可を取る
- 高さは機種ごとに結構違うので要確認
- 乾燥方式には3種類ある
- 洗浄方式はなんかいろいろあるけどどれもどんぐりの背比べなので割愛
- ウルトラファインバブルだけはちょっとロマン
- 温水が使える機種がある
- 最近の洗剤は酵素が含まれていることがあるので効果は高そう
- 振動はそれなりにある
- 東芝がサスペンション積んでて静音設計らしい
- 日立は値段と機能のバランスが良さそう
- ヒートリサイクル式という独自方式がちょい怪しい
- パナソニック(レギュラー)は値段高いけど性能も良さそう
- 洗剤自動投入機能は神だと思う
- パナソニック(Cuble)はデザイン気にしない身としてはだいぶコスパ悪そう
- ヒーター式なのも果てしなく微妙
- 東芝はウルトラファインバブルが気になる
- こういう新しい技術好き。夢があるよね*2
- SHARP は日立と同様安くて機能のバランスが良さそう
- 嫁さん曰くデザインが嫌
一旦帰宅、設置場所の寸法を測る
確認内容 | 結果 | 備考 |
---|---|---|
防水パンのサイズ | OK | |
かさ上げの要不要 | 不要 | 四隅がはじめからかさ上げされたものだった |
水栓の種類 | 万能ホーム水栓 | 公園とかによくあるやつ。ニップルが回るの大事。 |
水栓の高さ | NG | 99.5cm 程。ほとんどの機種で壁ピタ水栓化が必要 |
搬入経路 | OK | エレベーターも広めのがある |
カタログとにらめっこ
まず欲しい機能の列挙
- ヒーター式以外の乾燥機能
- 温水洗浄機能
- 6kg 前後の乾燥容量
SHARP は嫁さんがデザイン嫌だというので却下。 パナソニックは余裕の予算オーバーなのでナシ。 となると日立ビッグドラムOR東芝。 しかし東芝も比較的予算感が高めで、欲しい機能を盛り込もうとすると予算オーバー。 日立ビッグドラムを選択にすることに。
大家に許可を取る
私「壁ピタ水栓にしたいけどOK?」 大家「次の人が嫌だって思わない事なら好きにしていいよ」
二つ返事でOKくれた。
購入(1度目)
日立ビッグドラムを購入する
これを有楽町ビックカメラで買った。*3
購入前に新宿ヨドバシで1週間くらい価格調査してから行ったので、価格交渉で大分お値引き。
そして設置可否を確認するために見積もりに来てもらうことに。
ついでに壁ピタ水栓への交換を依頼。
見積もり&水栓の交換
「これは無理ですねー」という結論。
理由を列挙すると以下の通り
- 築年数の問題
-- 築30年とか超えてくると配管が腐食しているので交換する時に水漏れが起きる可能性が高い
壁の中に配管が埋まっているのでもし破損したら十万単位の修繕費がかかる。 - 部屋の構造上の問題
-- リフォーム物件で、壁が塗り壁になっている
水栓もその塗り壁に埋まる形になっているため、配管が破損した場合の修繕費が倍プッシュ
流石に洗濯機に20万弱出しているのでこれ以上はちょっと工面しにくい。
仕方ないので泣く泣く注文キャンセル。
購入(2度目)
そして SHARP へ
ここでめげないのが私である。
水栓の高さが99.5cm、SHRAPのドラム式は98cmから行けると書いてある。
本当か?
と、思い、図面を読み解く。
まずは、水栓のある側の高さを確認。980mm。
我が家の水栓の高さは995mmなので15mmの余裕がある。
あとは980mmで収まる範囲がどの程度あるか。
それを確認するために前側の脚から後ろの窪みはじめまでの長さを確認。多分長めに見積もって501mm。
我が家の防水パンの前端から壁までの距離が620mm。
つまり水栓のある側の一番低い高さの範囲が終わるまでの距離が110~119mm程度。
では壁から水栓の端までの長さを確認する。110mm弱。
測り間違えて無ければなんとかギリギリ収まってくれそう。
というわけで善は急げということで新宿の西口ヨドバシへ。
…行ったら、その日はまさかのタイムセールなし。
前々日まで毎日やってるのを確認してたのに…。
仕方ないのでその足ですぐ近くのヤマダ電機へ。
そしたら今まで見たこと無いくらい安くなってた。
迷わず即決でこいつを購入。*4
設置見積もり
数分間いろんな長さを計測してあっさり設置可能の判定。
ニップルは自動ストップ機能付きのやつに取り替えたほうが後々良いよ。とも。
あとは設置を待つばかり。
水栓がおかしい
さて、念の為もう一度水栓が大丈夫か確認するか。
と思って水栓のニップルを上向きに回してみようと試みると、動かない。
結構な力で回そうとしてみるが、ビクともしない。
あまりに力を入れすぎたせいでホースを繋ぐためのビス止め口金から水漏れが始まったほど。
水漏れもしたし、いい機会だと思って交換しましょう。
水栓のニップルを交換
というわけで早速交換するわけですが、自分でできるとはこれっぽっちも思わない不器用勢で、
かつ工具買うのも面倒なので、水のトラブル系の会社にお願いすることに。
今回利用したのはこちら。
トイレのつまり・水漏れ等、水回りのトラブルなら水道救急センター
事前に近くのホームセンターでこれを購入。
PY124-41TVX-16 | 洗濯機用L型ニップル(自動給水停止) | 三栄水栓製作所 | MISUMI-VONA【ミスミ】
業者さんに頼んだ結果、基本料5000円プラス作業費5000円、Web割引3000円で税込7560円でした。 高いか安いかはよくわからないけれど、作業風景を見ていてとてもじゃないけど自分じゃできなかったなーというくらい錆びついて動かなくなっていたので業者にお任せして大正解だった。
まとめ
- 水栓の高さに要注意 -- 最低98cm必要と覚えておくべし
- 築年数がそれなりに経過していると配管が腐りかけている可能性が高く、 また接合部もサビつきで取り外しにくくなっているため、 配管が壊れるリスクを鑑みて水栓の交換を拒否されることがある -- 十万単位の修繕費がかかるリスクを取れるならワンチャン
- 築年数が30年超えたりしてると本来ニップルが回るはずの万能ホーム水栓が錆びついて回らなくなってる事があるから確認する -- 錆びて回らないということは素直に取れない状態にあるので DIY慣れしてる人以外は素直に業者に交換を依頼するのがベター こういうのを自前で用意しておくとスムーズ
こういった諸々があるので洗濯機のような大物はなるべく店頭で買った方が融通が効いていいなーと思いました。 見積もり手数料無料、設置費用無料、返品無料は大変助かりました。 (Webでもあるのかもしれないけれど、規約とか読むのめんどくさい)
フローチャートもそのうち書くかも。
ドラム式を検討中の方の参考になれば幸いです。
余談
有楽町ビックカメラについて。
あそこは便のいい場所にあるのでちょくちょく行くのだけど、周辺にライバル店が無いせいか、やたらと高いことが今回の件でよく理解できた。
新宿ヨドバシ、新宿ヤマダ電機と比較して、ミドルレンジな洗濯機で2万円、ハイエンドな洗濯機だと3万円以上の価格差がありました。
タイミングの問題な可能性もいくらかはあるとは思いますが、流石にここまでの差があると有楽町ビックカメラで大きな買い物はする気が起きないなぁ。
続き
*1:http://www.sharp.co.jp/sentaku/drum-dry.html
*2:http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3712/1.html
*3:正直ここでは買いたくないと思うけれど
*4:後でわかったことですが、ポイント分も考えると価格コム最安値よりも大分安く買えていたみたい。店頭販売もまんざら捨てたものではない。